「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN The Last Show」
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN The Last Show」
場所: Gallery AaMo
篠山紀信展に行ってきました。
写真に関してはインスタすらやってない(辞めた)門外漢ですが、NEWS ZEROで今回の展覧会が紹介されていて興味を持ったため足を運びました。
感想忘れないようにブログ書きます!
唯一撮影可能な写真です。ジョン・レノンとオノ・ヨーコのこの写真はあまりにも有名ですよね。
ここでチケットをもぎりました。
最初のエリアはGOD。鬼籍に入られた方々の写真です。
入ってまず目の前にいるのは超特大に引き伸ばされた寅さん(渥美清)…!
きんさんぎんさん(超特大)はかわいいし生活感がありました。
一番印象に残ってるのは三島由紀夫。白黒写真だけど鬼気迫るかんじがビシバシ伝わるし胸毛もさもさだし矢も刺さってるし、やっぱり割腹自殺するだけあるわって思いました。
次はSTAR。その時代を彩った有名人の写真がたくさんあるところです。ここに有働さんの写真があるからNEWS ZEROで紹介されたんですね。
神7がいた頃のAKB48の写真が超特大サイズでありました。懐かしさが込み上げてきます。
篠山氏は被写体が一番本人らしい姿を写真に撮るようにしてる(うろ覚え)んですが、それを念頭に入れて写真を見てみると「なるほど!こういう構図で来たか〜!」と思う写真がいっぱいでした。
羽生結弦は制服姿で笑いながら走る姿。千原ジュニアは双子の力士の浮世絵に挟まれてジャンプする姿。YMOはきっちり3人揃って階段に並ぶ姿。ダライ・ラマがいたのは想定外だったけど(笑)、とにかく面白かった。
続いてSPECTACLE。娯楽のエリアといえばいいんでしょうか。
ちょっと入ったら等身大サイズの草間弥生さんがドンといてちょっとびっくりしたけど、もうちょっと入ったら超特大の豊島園プールの写真があってかなりびっくりしました。人間ってこんなに集まるんだね。見ろ!人がゴミのようだ!ってかんじ。
反対側は歌舞伎役者の方々が演技してる最中の顔がズラリ。みんな白塗りに隈取りでぶっちゃけ誰が誰だかわからない(笑)でも迫真の演技!ってのはわかる(笑)
向こう正面の写真や舞台から見た写真などもあって歌舞伎を身近に感じました。あと後藤久美子さんの楽しそうな写真も。写真集『少女夢』でしたっけ(ググった)。
そのあとはBODY。名前の通りです。
『Kaleidoscope』ってタイトルの、女体に蛍光塗料で絵と文章を映してる写真が官能的でした。あれって横尾忠則さんとのコラボなんですね(ググった)。高野山とか書いてあったけどなんの文章なんだろう。
他にも裸体がいっぱい!そういや宮沢りえのヌード写真集はこの人が撮ったんでしたっけ。途中の「The Birth」って写真は裸体がパーツみたいに配置されてて面白い構図だなと思った。
そして裸体といえば大相撲。力士親方行司その他勢揃いで国技館にいる写真は壮観だった!その側に貴乃花・朝青龍・白鵬の斜め顔の写真が並んでたんですが、3人の人間性がよくわかる3枚でした。
相撲すごいと思ったらもっとすごいのあった。タイトルは「刺青の男たち」。倶利伽羅紋紋の男どもが褌姿で何十人も!若い人はまだ肌に余白があるけど偉い(っぽい)人は全身余すところなく頭皮や乳首にすら刺青入れてて全身タイツみたいになってた。こんなの流石に怖いわと思いつつ、でもここまで彫れる刺青の技術をすごいと思ったし、絶えてしまったらもったいないと思った。悩みどころだ。でもわたしはこの写真で刺青に対する印象が少し好転した。
最後はACCIDENTS。東日本大震災の被災者の写真が並べてあります。全部正面を向いた白黒写真。背景はぼやけてる。背景になにを想像するか、が問われてる気がしました。篠山氏は、東日本大震災を伝えるときでも、風景じゃなくて人を中心に撮るのかな?
以上で展示はおしまいです。最後に今回の展覧会に向けた言葉みたいなものがありました。
外に出たら物販と篠山紀信の歴史を振り返るパネルがあって、篠山紀信について詳しくなった気になれました。にわかどころかほぼ無知の状態で行ったのに。
物販は写真集2冊と本が売ってたんですが、やっぱり今回の写真集買えばよかったかな〜。とちょっと後悔しています。
感想おしまいです〜
まとめ
・展覧会もっと行きたい!
・アクティブな人間になりたい!
・インプット増やしたい!
・写真って面白い!
・カメラはじめたい!(影響されやすいタイプ)